こんな症状が?屋根に登らなくてもわかる雨漏りのサイン
2021.10.19
雨漏り、と聞くと天井からポタポタ、水滴が落ちてくるのを想像する方も多いかと思いますが、雨漏りの症状はそれだけではありません。(天井からポタポタは相当重症です・・・)
雨漏りの修理は、気づくのが遅ければ遅いほど、修繕費が高額になり、修理に時間もかかります。
一見、雨漏りだとは思えない症状も実は雨漏りのサインだった…ということもあります。
下記のような症状があれば、手遅れになる前に点検してもらいましょう。
こんな症状があれば要注意!雨漏りのサイン
・天井や壁紙、床などが湿っている
・天井や壁のシミ
・フローリングの変色
・天井や壁、床が波打っている
・障子やふすまが波打つ
・窓サッシに隙間
・特定の部屋で結露が増える
・玄関の靴や革製品にカビが生える
・静かになると水滴の音が聞こえる
・バルコニーにひびが入ったり、塗装が剥げたりしている
上記は雨漏りのサインとははっきりと分かるような症状ではありませんが、ほとんどの雨漏りは、目には見えないところで気づかぬうちに進行しているのです。
もし症状があったら大事なこと三か条
①放っておかないこと
②応急処置をしたら業者へ連絡
③高所の処置は行わない
①放っておかないこと
上記のような症状があった場合には、なるべく早く専門家に雨漏りを起こしていないかチェックをしてもらいましょう。放っておくと、見えない所で状況が悪化し、腐食してしまったり、湿った木材がシロアリを呼び寄せたり、カビを発生させアレルギーを引き起こさせたり、建物本体だけでなく、健康被害をもたらすこともあります。また、建物にシミを作ってしまったり、家具に損害を与えたりすることもあります。
②応急処置をしたら業者へ連絡
「この程度の症状で点検してもらうのは気が引ける」という方も多いと思いますが、「この程度」である内にこそ、手を打つ必要があります。当然ではありますが、症状が進行してしまうとそれだけ修繕すべき範囲は広がります。場合によっては修繕レベルではどうにもならないということになるケースもあります。
しかし、症状が軽いうちであれば最小限の修繕工事にとどめることが可能です。その段階で修理をするのか、何もせず、明らかな雨漏りが起きてから修理をするのか。どちらにせよ修理を行わなくてはならないのですから、修理にかかる費用や工事期間は少ないほうがいいですよね。
③高所の処置は行わない
上記のような症状が出ている場合、屋根の劣化を疑いたくなる気持ちはわかります。しかし、屋根の点検は業者を呼びましょう。高所である時点で大変危険だからです。落下して怪我をしたら元も子もありません。また、ご自身で直そうとする方もいらっしゃるかもしれませんが、雨漏りの診断は大変難しいもの。総合的な判断が必要になります。
安易な自己修理が雨漏りの症状を進行させ、重症化させてしまう可能性もありますし、長い目で見ればしっかりと点検し、必要な箇所を修繕することが大切です。
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